囲碁の心得とはまず対局前の挨拶にあります。
正しい挨拶をご教授いたしましょう。
まず膝小僧をあわせて正座。
そして碁盤に激しく頭を打ちつけながら一礼。
この場合、頭の痛みが激しいほどに良いとされています。
くれぐれも「痛い」などと言ってはいけません。
言ったが最後その時点でYOUの負けです。
それから首を出来る限り左に曲げます。
そして「はて?」と言いながら同時に右腕を真っすぐ挙げます。
指先をピンッと伸ばして青空をイメージして下さい。
場合によってはエルトン・ジョンをイメージしても良いでしょう。
それから「ポーッ!」と叫び東京駅まで走って行き帰って来ます。
対局場所が東京駅からかけ離れた場所ですと挨拶で2〜3日かかる事もあります。
それから対局相手に趣味が何であるか尋ねます。
碁を打つ人の趣味は切手蒐集かカラオケと相場が決まっていますが、決まりなのでたとえ応えが知れていても尋ねなければなりません。
それから立行司が「はっけよい!」と声を掛けてくれるので「よろこんで!」と出来るだけ良い声で叫びます。
すると何処からともなく陽気なサンバのリズムが流れて来て殆ど裸のグラマラスな女性がホイッスルを渡してくれます。
この期に及んで何をモジモジしているのですか!
ホイッスルを吹くのです。
踊り狂うのです。
何もかも忘れて踊り狂いなさい!!
その後、やっと碁を打ちます。
でも打っても打たなくてもいいです。
たぶん疲れたでしょうし…。