夏の盛り、悪魔の兄弟がやった事は…。
まずイボガエルの子供を58匹捕まえました。
次にした事は、兄弟そろってイボガエルを天高く投げあげ、アスファルトの上に叩きつけました。
それからケイレンして死んで行くイボガエルをじっくりと観察して楽しみました。
それを仲良く28回づつ楽しんだ後、悪魔の弟がイボガエルの皮を剥ぎました。
悪魔の兄は弟の傍らに座って、皮を剥いだイボガエルを受け取ると、それにあぐらをかかせて座らせました。
悪魔の兄弟はその行為に黙々と励みました。
すべてが作業が終わる頃には、永きに渡って流れ作業に従事した熟練工のような手さばきになっていました。
励みに励んだ結果、道路の脇に皮を剥がれてあぐらをかいた58体のイボガエルの屍骸が並びました。
悪魔の兄弟はとても満足そうにそれを眺め自分たちの偉業を讃え合いました。
58体のイボガエルは夏の日差しに焼かれて、3日目にはミイラになりました。
悪魔の兄弟はそれを見て更に自分たちの偉業を讃え合いました。
時が流れて悪魔の兄弟は大人になりました。
果たして彼らは大人の悪魔になったのでしょうか…いえいえ今では立派なスーツですよ。