バイバイ

●「あたしは手に小鳥がとまってくれたら嬉しいの。あなたは何にとまって欲しい?」
△「そうだなぁ〜お金」
●「お金はとまりません!あたしは飛んで来てとまる物の話をしているの」
△「そうなんだ…」
●「じゃあ、何が飛んで来たら嬉しい?」
△「うぅ〜ん…やっぱりお金」
●「お金はとまらないし飛ばないでしょっ!」
△「そうだね。じゃあハチドリ」
●「そんなの知らない」
△「ハチドリは一生飛び続ける鳥なんだよ」
●「じゃあ、とまらないじゃん」
△「そう、どうにもとまらない…リンダこまっちゃう!」
●「百円あげようか?」
△「大丈夫だよ。それくらい大人だから持ってる」
●「どうしてタバコばかり吸ってんの?」
△「これは癖みたいなもんでござんす」
●「変なの。どうして”ござんす”って言うの?」
△「木枯らし紋二郎だよ」
●「変なの」
△「変じゃないよ。格好いいんだよ」
●「百円あげようか?」
△「大丈夫だよ。そろそろ日が暮れるから帰りな」
●「わかった。バイバイ」
△「バイバイ」
●「あしたもここに来る?」
△「晴れてて仕事が無かったらね」
●「バイバイ!」
△「バイバイ!!」
●「どうしてリンダこまっちゃうの?」
△「多分お金が無いんだよ」
●「百円あげようか?」
△「大丈夫だよ。バイバイ!」
●「バイバイ!!!」
ライブ
ルビーチューナー

やってごらんなさい、打てば響きますから。
分かりますよ。
それはEですね。
では良い演奏を!
私はダイナモです。
自転車のタイヤにへばりついて電力を供給します。
やってくださいな、打てば響きますから。
分かりますよ。
夜ですから。
では良い旅を!
ボクはトランジスタラジオでAM放送を聞きます。
よく聞くのは4つの放送局。
チューニングが面倒だから、それぞれの放送局に合せたラジオを4台持っています。
毎晩遅くまで寝ないで過ごせるのはラジオのおかげです。
ラジオがあれば寝なくても食べなくても平気です。
ラジオの声に耳を傾けます。
胸が高鳴ります。
ラジオの歌に耳を傾けます。
胸がときめきます。
ラジオラジオラジオ。
ラジオはボクの恋人です。
打てば響きますから。
そこが重要なんです。
レーズンのたっぷり入ったパンを焼きました。
コーヒーを入れて、焼き上がったパンを食べますよ。
レーズンを中心に食べたら、レーズンが無くなってスポンジの様に穴凹だらけのパンが残りました。
まだまだレーズンが食べ足りなくて、パンを焼くときに余ったやつを袋から出して皿に盛りましたよ。
そしてレーズンを集中的に食べました。
コーヒーとスポンジの様なパンは結局いただきませんでした。
私は只今レーズン腹ですよ。
ランボルギニーカウンタック。
ダンボールミニーワンカップ。
えっ?
聞き間違い??
応答せよ、応答せよ。
打てば響きますよ。
バカな小学生

しかし外は大雨。
躊躇したが、やはり私は出掛ける事にした。
傘をさしてタバコを買うための小銭だけを持って出た。
案の定、タバコの販売機の前に着く頃には、私のズボンの裾は雨水でビショビショになっていた。
傘の柄を肩に乗せてポケットの小銭を探ったが、あるはずの小銭が指にあたらない。
ポケットを裏返してみると、大きな穴が空いていた。
タバコは諦めるより他なかった。
少しげんなりして公園の横を通りかかると、バカな小学生達が大騒ぎでサッカーに興じている。
私は濡れたベンチに座ってバカな小学生達を暫く眺めた。
何故か彼らはボールを蹴る瞬間に「ケック!」と雄叫んではゲラゲラと笑っている。
ルールは無い様子で、ただ「ケック」を繰り返す事が楽しくて仕方ないらしい。
本当にバカな小学生達だ。
結局、私は彼らが公園を去るまで「ケック」を眺め続けた。
私は「ケック…ケック」と呟きながら帰路についた。
そう言えば、私はタバコを3日前に止めたのであった…。


