★ギンジンナイト♪
山梨県韮崎市(富士見1-3-29-101) お〜くぼ食堂★
19:00 OPEN
<出演>
チャージ:¥3000.- (LIVE+軽いお食事+1drink 込み)
要予約 TEL 0551-22-9898
★ギンジンナイト♪
山梨県韮崎市(富士見1-3-29-101) お〜くぼ食堂★
19:00 OPEN
<出演>
チャージ:¥3000.- (LIVE+軽いお食事+1drink 込み)
要予約 TEL 0551-22-9898

先生「本日は新鮮な素材をいかした”ひらめのこぶじめ”を作りましょう。オーバー」
アシスタント「では先生よろしくお願い致します。オーバー」
先生「アイアイサ〜!まずヒラメは薄くそぎづくりにし、お塩を軽くふりましょう。オーバー」
アシスタント「了解いたしました〜!オーバー!!」
先生「昆布は酢と水を大さじ2づつ混ぜた酢水に通してぬれぶきんに包み、やわらかくしましょう。オーバー」
アシスタント「ラジャー。オーバー」
先生「コンブちゃんでヒラメちゃんの両面をおおっちゃってその上にお皿で重ししちゃったりして。オーバー」
アシスタント「ワンダホー!オーバー」
先生「そしたら冷蔵庫で二時間くらいヒラメちゃんのぞぎつくりには眠っちゃってもらいましょう。もっともヒラメちゃん本体はとっくの昔に永遠の眠りについちゃってますけどね。オーバー」
アシスタント「ユーアークレイジ〜!オーバー」
先生「二時間ねかせたら”朝ですよ〜”ってヒラメちゃんをおこしてあげましょう。オーバー」
アシスタント「”もうちょっと寝かせてくれ”って言ったりして。オーバー」
先生「おこしたヒラメちゃんをスダチを敷いた器に小高く盛りつけましょう。オーバー」
アシスタント「見た目もきれいで、すごく美味しそうですね。オーバー」
先生「このまま召し上がって頂いても美味しいのですが、本日はもうひと工夫くわえます。オーバー」
アシスタント「それは楽しみです。オーバー」
先生「この繊細な食べ物にケチャップをふんだんにかけましょう。オーバー」
アシスタント「エッ!やめたほうがいいと思います。オーバー」
先生「ケチャップこそ老若男女を虜にする魔法の調味料!オーバー」
アシスタント「本気ですか。オーバー」
先生「本気です。オーバー」
アシスタント「かけちゃいますよ。オーバー」
先生「やっちゃいなさい。オーバー」
アシスタント「やっちゃいました。オーバー」
先生「任務終了。オーバー」
アシスタント「先生、来週はどんなお料理を教えていただけますか?オーバー」
先生「来週は”はもの吸いもの”です。オーバー」
アシスタント「来週もひと工夫ありますか?オーバー」
先生「ありますよ。赤い魔法の調味料を使っちゃったりして!オーバー!!」
アシスタント「ではまた来週!さようなら。オーバー」
凄く渋いミーは駅のプラットホーム立っている。
「ミーは本当に渋いな〜」としみじみと思っていると、目の前に目障りな大きい広告看板がある。
携帯電話の広告だ。
ミーに言わせれば渋さのかけらも無い安い男の写真を全面に打ち出している。
コイツはこの前の戦争で敵国だった米国の俳優だな。
確か名前はブラット・ピット。
この前は負けてやったが、今度はそうはいかないからな…。
いい気になるなよ!
こんなのブラピが格好つけて携帯電話を耳にあてて立っているだけの写真じゃないか。
まったくナンセンス。
敵国の俳優を使うなんてクレイジー!
アンビリーバブル!
人生に渋さだけを求めているミーにとって、こんな上っ面の体裁だけを装った広告は不愉快の極みである。
こんなダサイ携帯電話を持つ奴は「お気の毒サマ〜」であると思ったが、よく見るとミーのと同じだった。
「買い替えるか…」と思った瞬間、電話が鳴った。
電話に出ると口うるい苦手な上司であった。
ミーはヘコへコと電話越しで見えるはずも無い相手に頭を下げ「すいません。すいません」と渋く繰り返した。
渋いやり取りの最中、ふと見上げるとブラピ…いまミーは広告のブラピとまったく同じ携帯を使い同じポーズで電話をしている。
渋さでは勝るものの、それ以外はブラピにほんの少しではあるが分があるように思う。
ミーの渋さに理解のない凡人はヘコへコミーを見て「あちゃ〜」と思うかもしれない。
渋いミーは考えた…形勢不利である。
ほんの少しではあるが劣勢である。
そこで、渋いうえに懸命なミーは「すいません。すいません」を繰り返しながら、さりげなくコソコソとブラピ広告の前を離れた。
勇気ある撤退である。
この前の戦争もそうだが、負けたとは思っていない。
ネバー・ギブアップ!
イエス・ウイ・キャン!!
ボーン・イン・ザ・USA!!!
下駄箱もロッカーも穴が空くほど覗いたが、チョコが見当たらない。
何故だ!
ボクの周りの女子達はいったい何をしているのだ?
ボクはこんなに格好良いのに…。
勉強もトップだし、児童会の会長もやってるし、パパはPTAの会長だし。
背も高いし顔は自分でもうっとりするくらいハンサムだし。
なのに何故だ?
カエルみたいな顔をした山下が貰ってるのに何故ボクには一つも無いんだ?
まあ、山下が貰った相手は超ブスだから、あれだったら貰わない方がましだけどな…。
ボクのことが好きな女子は、恥ずかしがりやなんだなきっと。
それに家に帰ったらママとグランマが絶対にくれるしな。
2個はゲットできるから、まあいいか。
「貰ったか?」って聞かれたら「今年は2個だけな」って応えよう。
そう言えば去年も一昨年も2個だったな。
ママとグランマ。
二人とも皺くちゃだな…。
彼の特徴は屁を放る事にある。
その特徴を利用して彼は尊敬する周作先生のもと、音階を放れるようのまで成長したのであった。
物憂いその響きは、水戸の紋所から放たれていると思わなければ格別に素晴らしいものであった。
いま彼は厠で交響曲第5番を放っている。
その素晴らしい音色と正確なピッチにうっとりと目を閉じて聴き入る周作の姿があった。
奥方がお茶を立ててそっと周作に差し出す。
ハッ!と我に返った周作は奥方に「彼奴が此所を去る日がきたな…」ときっぱりと告げた。
周作はスックと立ち上がり厠の方へと向かった。
そして厠の扉越しに大声で言い放つのでありました。
「免許皆伝!か〜わってっ!!」
そのとき周作の紋所は、もはや限界状態であった。
しかし、弟子をおもんばかるあまりに、その時期を逸してしまったようである。
雨の中、番傘をさし、よろめきながらジーン・ケリー宜しく踊る周作の姿があります。
そうでもしないとやりきれないのでしょう。
六十を過ぎて漏らしたとあっては…。
フルスロットルがボクの先を走って行く。
ボクは後を追っている。
彼が飽きて置いて行く物をボクは拾って試している。
本だったりギターだったり。
たまに振り返って、レイチェル・カーソンやサンテク・ジュペリの本を指差して「こいつらは馬鹿ではない」と言ったり、「こいつは自意識過剰のウンコちゃんだ!」と言って読みかけの誰かの本をゴミ箱に投げ入れたり。
ボクはゴミ箱も漁って試してみる。
ライ麦畑はゴミ箱で見つけた。
先を走るフルスロットルに「オレは気に入ったぜ!」と本を指差しながら大声で言ったが、「オレには関係ないものだ」と振り返りもしない。
アコースティックギターをゴミ箱で見つけた。
先を走るフルスロットルはエレキギターを持っていた。
程なくエレキギターもゴミ箱で見つけた。
フルスロットルに「オレは気に入ったぜ!」と二本のギターを指差しながら大声で言ったが、「オレにはもう必要ない」と振り返らない。
ボクはフルスロットルのお下がりで事が足りた。
フルスロットルがフルスロットルでボクの前を永遠に走って行く。
私は靴の汚れに対して尋常でないほど潔癖である。
身体や衣服なんかは一週間や二週間、洗わなくても平気なのだが靴の汚れだけは耐えられない。
もし外出先で、つま先に泥でも付こうものなら一目散に家へ帰って取り替える。
約束の時間を守るより私は靴のコンディションを守る。
たとえ親の葬式であっても雨の日ならば靴が汚れるからパスするだろう。
靴を汚さぬ様、細心の注意をはらって抜き足差し足をくり返す。
例えるならば太極拳のような歩行である。
だもんで、目的地に着いたときには廃人の様になってしまう。
たとえこの肉体が朽ち果てようと靴のコンディションだけは保ちたい。
他人の靴も気になる。
汚れた靴を履いている人間を軽蔑する。
どのくらい軽蔑するかと言うと「汚れた靴」くらい軽蔑する。
汚れた靴は、汚れた靴みたいなもんだ。
汚れた靴ほどタチの悪いものは無いと思う。
例えるならそれは…やっぱり汚れた靴みたいなもんだ!
靴は大好きだけど、汚れが付くと大嫌だ!
この感情を例えるなら…汚れた靴みたいなもんだ!!
「放送席、放送席ぃ〜優勝した大麻関にインタビューです。今場所の大麻関は強かったですねぇ〜。その強さの秘密はなんでしょう?」
「ごっつぁんです。草の力です。ごっつぁんです。週末に草を少々たしなみます。ごっつぁんです。タバコはやめました。ごっつぁんです。タバコの葉は農薬で汚染されてますが、草は自分で栽培するから無農薬です。ごっつぁんです」
「しかし、無農薬と言いましても法に触れるのでは…」
「ごっつぁんです。田舎のオヤジが自分でドブロクを作って飲む様なもんです。ごっつぁんです。草はドブロクやタバコより身体に優しいです。ごっつぁんです。だからワシは100歳まで現役です。ごっつぁんです」
「大麻関ぃ〜この国で、それはまずいですよ」
「まずいですか?ごっつぁんです。」
「まずいです」
「うむぅ〜まずいですか?ごっつぁんです」
「たぶん…いやいや絶対にまずいですよ」
「”ごっつぁんです”って言えば何でも許してもらえると親方に教わったのですが、ごっつぁんです」
「じゃあ、仕方ないですね。放送席、放送席ぃ〜優勝した大麻関でしたぁ〜」
「ごっつぁんです!」
リーダー「こんなに才能があるオレ様が売れないのは、恐らく名前が悪いんだ。そう思わないか?」
マスター「そうだな…確かに俺たちが奏でるシティーポップスには相応しく無い演歌歌手みたいな名前だな」
リーダー「だろっ」
マスター「オレが良いのを考えてやるよ」
リーダー「オウッ、宜しく頼むぜっ!」
マスター「お前は面長で色が黒いから、名字は面黒(おもくろ)が良かろう。でもちょっと待てよ…面は主の字にした方がいいな。主にした方が断然威厳が出るからな」
リーダー「ちょっと待てよ。それって変じゃない?」
マスター「なに言っちゃってんの?最高だよ。名前はカタカナでアキラとしようぜ。名字が重いから名前はポップにした方がいい」
リーダー「…」
マスター「主黒アキラ。良い名前じゃん!」
リーダー「そんな名前ぜんぜんピンと来ない。そんな名前はごめんだ」
マスター「何て言いぐさしやがる!怒ったぞ。もう勝手にしやがれってんだ!!」
リーダー「でも主黒アキラって…分かったよそれでいくよ」
マスター「嫌々なら別に使って欲しく無いね」
リーダー「嫌々じゃないよ。なんか良い名前のような気がして来たよ」
マスター「本心か?」
リーダー「本心だとも!」
マスター「じゃあ今度はオレの名前も考えてくれよ」
リーダー「お前は色が白くて丸顔だから白丸だな。名前はポップにペロとしようじゃないか!」
マスター「…」
リーダー「白丸ペロ。良い名前じゃん!」
マスター「これは腹いせか!!」
リーダー「ハッハッハッハッ!」
マスター「キミはボクを愚弄するのか!!」
リーダー「大袈裟だな。冗談だよ」
マスター「ウ〜〜〜ワンッ!!」
リーダー「ペロが吠えた!ペロが吠えた!!」
マスター「ハッハッハッハッ!」
リーダー「ハッハッハッハッハッ!」
リーダー&マスター「俺たち仲良しだよなぁ〜。ハッハッハッハッハッ!」
ボクとキミは廃校の中にスケッチブックとクロワッサンとコーヒーを持って忍び込んだ。
屋上に出たかったけど、鍵がかかっていたので諦めて階段の一番てっぺんに並んで腰掛けた。
キミはコーヒーを飲みながらクロワッサンを食べた。
ボクは食べずにキミをスケッチした。
キミはコーヒーの入った紙コップをくわえて、汚れた床に食べかけのクロワッサンを無造作に置いた。
そして、ペンを取り出して同じ様にボクをスケッチした。
その絵はすぐに完成して、キミは床のクロワッサンを拾って、また続きを食べ出した。
ボクは随分時間をかけてキミの絵を仕上げた。
ボクの絵が出来上がる頃、キミは居眠りを始めていた。
ボクは居眠りしているキミを見ながらクロワッサンをこぼさない様に食べ、冷めたコーヒーを飲んだ。
キミのやる事は、同じ事をしていてもボクとはまるきり違う。
ボクはキミに憧れる。